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【歯科】歯科用貴金属素材価格について

4月の歯科用貴金属価格の随時改定により金銀パラジウム合金の告示価格が引き下げとなりました。1月の随時改定では告示価格3,711円でしたが、3,391円への引き下げとなっています。
ロシアによるウクライナ侵攻など国際情勢の悪化による影響で、歯科用貴金属の材料価格は高騰が続いていました。特に金銀パラジウム合金素材価格については供給不足が顕著で令和4年1月頃より価格が急騰し、史上最高値を記録しました。
しかし、令和4年10月から令和4年12月にかけて素材価格の値下がりが進んだ為、今回の告示価格の引き下げに繋がったと考えられます。
金銀パラジウム合金が値下がりを見せる一方で、金については現在も素材価格の上昇が続いています。材料費の高騰が経営に与える影響の大きさから考えましても、歯科用貴金属の今後の価格動向について注視していきたいと思います。

出典:中医協 総-9 歯科用貴金属価格の随時改定について

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