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【歯科】歯科矯正の初診患者数について

厚生労働省の「患者調査」によりますと、矯正の初診患者数は平成29年の1日あたり800名だったのに対し、令和2年では2,900名となっており、3年間で初診の矯正患者数が3.6倍と増加しております。
性別ごとに見る初診患者数では、男女ともに増加していますが、特に女性の歯科矯正の伸び率が顕著であることが分かります。男性の初診患者数も1日あたり300名から500名と1.7倍に増加していますが、女性の初診患者数は500名から2,400名と4.8倍の増加を見せています。
見た目も気にならず取り外し可能なマウスピース矯正が普及し始めたことに加え、コロナ禍によりマスクで口元が隠れるため、今まで装着中の見た目を気にして躊躇していた方が新たに歯科矯正を始めたことが初診の増加に寄与したと考えられます。
近年、若い方だけでなく、40代や50代から矯正を始める方が見受けられることもあり、今後も矯正治療の患者数は増えていくことが考えられます。

参照:厚生労働省「患者調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/20/index.html

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