医療機関における働き方改革を行う場合に、体制の整備が必要となります。
働き方改革の推進体制の整備の取り組みは多岐にわたりますが、類型としては2つ挙げられます。
1、医療マネジメント職(事務職)の活用
2、多職種を巻き込んだチーム形成
上記の両類型とも、多職種の連携における業務の効率化を目指すことが重要な柱となっています。だれが何の業務を行うべきなのか、重複している業務が無いのかなどの洗い出しを行い、継続的に業務連携の運用を行うための道筋を立てることが求められます。
とある病院ではAI問診を導入することで、いままでは看護師が行っていた問診業務を事務職員が行うことが可能となりました。その結果、医師の仕事を看護師へタスクシフティングしやすい状況となり、全体的な業務の効率化に結び付いています。
すぐに大掛かりなチーム形成などを取り組むことは難しいですが、皆様の医療機関における職種ごとの業務内容を再確認し、人員が重複もしくは不足している業務がないか確認されてはいかがでしょうか。
参照:令和3年度厚生労働省委託事業「勤務環境改善に向けた好事例集R4年3月」25ページ
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