高齢化が進み訪問介護や訪問看護の需要が高まる昨今、歯科診療においても自宅や施設で行う訪問歯科診療の推進が欠かせません。
厚生労働省の実施している調査によりますと、要介護者の約９割は何らかの歯科治療または専門的口腔ケアが必要であるのに対し、実際に治療を受けたのは約27%に過ぎません。
以上のことから訪問歯科診療を提供する体制の整備･確保が必要ですが、訪問歯科診療を実施する歯科診療所割合は歯科診療所全体の２割程度となっているのが実情です。
介護関係者や訪問看護ステーション、地域の歯科診療所との連携など機能分化を図り、施設や在宅での十分な歯科診療体制が築けるよう、オンライン診療を含めた訪問歯科診療の需要は今後も高まっていくのではないでしょうか。
歯科訪問診療を提供している歯科診療所の状況
参考：令和3年11月22日 厚生労働省「第1回ICTを活用した歯科診療等に関する勉強会」（https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22318.html）
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