コラム

三島由紀夫

2020年11月25日没後50年、生きていたら95歳です。熊本とは深い縁があります。

三島由紀夫の思想の流れは、赤ちゃんポストを創設した慈恵病院蓮田太二前理事長(先月の10月25日逝去)の父の蓮田 善明(はすだ ぜんめい)さんは、友人と共に同人月刊誌『文藝文化』を創刊、日本浪曼派として活躍の中、のちに青年期の三島由紀夫が同人として入って来た時、天才だ!と首脳部皆大喜び、期待をかけ思想形成に多大の影響を与えました。陸軍中尉でもあった蓮田は、敗戦直後の連隊長の天皇批判の変節ぶりに憤り、隊長を射殺その直後自身も同じ拳銃で自決しました。

父のいない蓮田前理事長は、このような背景から赤ちゃんポストを創設されたのではないか?と思います。

三島由紀夫は良く熊本に来ていて、カフェのアローにも一人で良く。

私は、交流のあった徳永紀良(図書館長、郷土史家、近代経営にも一度研修講演頂く)さんは、神風連の乱の桜山神社に三島由紀夫を案内中、何かおこす気を感じたと、銀座文壇バー数寄屋橋の園田静香女将からお聞きした内容は、決起の数日前三島由紀夫来店、確認めいた目の交流があったと。人吉のB社社長も東京での銀行勤務時代に、三島由紀夫が楯の会の若者と通ったお店「琥珀」、ここに社長も良く行き、三島由紀夫が座った椅子に座って、同様のスタイルで仲間と良く語ったとのこと。マスターの話では、楯の会の血気盛んな若者たちの激論に三島由紀夫は静かに聞きながら、時に「それはこの方が」と一言、すると若者は、問答無用に「はい」という素直さ。この素直さは若者にとっても大切なことと話されたと。

数寄屋橋
http://www.sukiyabashi.com/

琥珀
https://retty.me/area/PRE13/ARE9/SUB901/100000713706/14449282/
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4241/index.html

【映画化】
三島由紀夫文学の凄さは、潮騒が5回も主人公が変わって映画化され、テレビにもラジオにも放映されています。

第1作
1954年(昭和29年)10月20日封切。
監督:谷口千吉。脚本:中村真一郎。主演:久保明、青山京子

第2作
1964年(昭和39年)4月29日封切。
監督:森永健次郎。主演:吉永小百合、浜田光夫

第3作
1971年(昭和46年)9月24日封切。
監督:森谷司郎。主演:朝比奈逸人、小野里みどり

第4作
1975年(昭和50年)4月26日封切。
監督:西河克己。主演:山口百恵、三浦友和

第5作
1985年(昭和60年)10月10日封切。
監督:小谷承靖。主演: 鶴見辰吾、堀ちえみ

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