5月以降、社会全体の効率化と行政コスト抑制を理由として税務署から国税の納付書の一部が送られてこなくなりました。納付書以外ではどのような納付手段があるのでしょうか?
【キャッシュレス納付】
〇ダイレクト納付
e-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用して電子申告を行った後、振替日を指定して納税者名義の口座から引き落としを行う手続きです。初回は書面で口座の届出が必要です(個人の方はオンライン提出可)。
やってみると意外と簡単で、手数料もかからないので、法人の場合は最もハードルが低いのではないでしょうか。(https://www.e-tax.nta.go.jp/tetsuzuki/tetsuzuki4_1.htm)
〇振替納税
個人の方は所得税・消費税等について国税庁が指定している日に自動振替が行われる制度があります。初回のみ納付期限前に口座振替依頼書の提出が必要です。(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/osirase/9201.htm)
個人の方は振替納税を利用されるのがもっとも便利だと思われます。振替日に口座残高を忘れずに確認してください。
〇インターネットバンキング等
一部利用できない税目があったり、金融機関のシステムが稼働している時間でなければならないといった制限がある場合があります。
登録方式:e-Taxで納付情報データを作成し送信した後に通知される「納付区分番号等」を取得し、 インターネットバンキングで振替手続きを行います。(https://www.e-tax.nta.go.jp/tetsuzuki/tetsuzuki4_2.htm)
入力方式:利用者自身が指定された方法で「納付目的コード」を作成し、納付を指示する方法です。こちらでも利用者識別番号などが必要になります。(https://www.e-tax.nta.go.jp/tetsuzuki/tetsuzuki4_3.htm)
〇クレジットカード納付
国税クレジットカードお支払いサイトから情報を登録して決済します。納税額に応じて決済手数料がかかりますが、ご利用のクレジットカードのポイントが付くというメリットもありますので、還元率などをチェックしながら利用されると良いでしょう。(https://kokuzei.noufu.jp/)
〇スマホアプリ納付
納税金額が30万円以下の場合は「国税スマートフォン決済専用サイト」からPay払いを利用してスマホで納付することができます。一部利用できない税目がありますが、決済手数料はかかりません。(https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/smartphone_nofu/index.htm)
【現金等納付】
〇コンビニ納付(QRコード)
30万円以下であればコンビニで納付が可能です。利用者が自分でWEBから必要情報を登録してQRコードを作成できます。(https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/conveni_qr_nofu/index.htm)
【納付書で納付したい場合】
納付書を入手したい場合は税務署に発行依頼を行う必要があります。必要な納付書の税目が1つ2つであれば電話で依頼が可能です。整理番号を準備して依頼するとスムーズです。
※地方税も同様の手順で納付できる場合が多々あります。(地方税の電子申告・納税システムをel -Taxといいます)
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