新しい年がスタートして1ヶ月が経過し一段落されていることと存じます。今回は、令和4年度第二次補正予算に組み込まれた介護分野における支援策について以下のとおりまとめてみました。
※【 】は令和4年度第二次補正予算額
◇介護福祉士修学資金等貸付事業における人材の確保
●介護福祉士修学資金等貸付事業 【12億円】
介護福祉士養成学校に通う学生に対して修学資金の貸付等を実施。
具体的貸付額(上限)➡(入学準備金20万円・学費月5万円)➡5年間、介護の仕事に継続従事で返済を全額免除。
◇介護等の職員の待遇改善に向けた業務効率化や負担軽減の推進
●介護ロボット開発等加速化事業 【3.9億円】
生産性向上に効果的な見守りセンサーやICT(インカム)等の普及支援、相談窓口の運営の充実。
●ケアプランデータ連携システム構築事業 【2.1億円】
先月号でも紹介しました居宅介護支援事業所と介護サービス事業所との間で交わされる「ケアプランデータ連携システム」の利便性向上を図り、早期活用・負担軽減の加速化を図る。
●介護職員処遇改善加算等の取得促進支援事業 【1.1億円】
介護職員ベースアップ等支援加算の新規取得や上位加算取得支援の為、専門相談員の派遣等。
●障害福祉分野のロボット等導入支援事業 【 3.4億円】
日常生活支援において利用するロボット等導入費用や体験会開催費用を補助。
●障害福祉分野のICT導入モデル事業 【3.4億円】
障害福祉サービス事業所等におけるICT導入に係る経費を助成する。
以上が主な内容です。今後、支援策に対する申請などの詳細が公表されますのでご確認いただき、人材確保・待遇改善・業務効率化・負担軽減の推進の為に是非ご活用ください。
参照:厚生労働省WEB➡政策について➡予算➡令和4年度厚生労働省第2次補正予算案の概要(https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22hosei/dl/22hosei_20221108_01.pdf)
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