所得税確定申告の時期が近づいてきました。
以下の必要書類を確認し、ぜひ早めにご準備ください。
必要書類をまだもらっていない・紛失したといった場合はなるべく早めに手配をお願いいたします。
*目次*
1 準備する書類等
2 改正点
3 確定申告期限
4 スマホで確定申告!
1 準備する書類等
事業所得・不動産所得
決算の準備をしましょう。
◆入金明細等の分かる書類
…請求書、受領書、通帳、売上台帳、契約書、補助金・助成金の決定通知書等や詳細分かる書類、など
◆支払明細等の分かる書類
…請求書、領収書、通帳、カード明細、仕入台帳、現金出納帳、給与台帳、契約書、など
給与所得・雑所得
◆源泉徴収票(給与、年金)
◆支払調書
◆雑所得の収入と経費の分かる書類
土地・建物・株・事業資産の売却
◆土地や建物を売却した場合
…契約書(当初取得時契約書と、売却時契約書)、譲渡費用(仲介手数料や印紙税など)の分かる領収書等
◆事業用資産の売却
…売却資産の確認、金額等分かるもの
◆株の売買
…特定口座を開設している場合は「特定口座年間取引報告書」
…特定口座を開設していない場合は、株の取得費と売却価格の分かるもの、および譲渡費用の分かる領収書等
人的控除に係る再確認
◆扶養親族(対象・年齢・同居の有無・収入について)
…詳しくはこちらもチェック!⇒扶養の範囲を確認しよう
◆婚姻・離婚等による変更点
◆住所
◆障害等の程度(手帳の発行等)
保険・寄附金・医療費の支払い
◆生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書
◆社会保険料控除や小規模企業共済掛金等控除
…国民年金や小規模企業共済等掛金の支払証明書、国民健康保険(支払った金額の分かるもの)
◆寄附金の証明書
※ふるさと納税のワンストップ特例制度を使っていても、確定申告をする方は確定申告で寄付金控除を受ける必要があります。
◆医療費の領収書等、治療に対応する保険金の受取りがあればその詳細が分かるもの
災害等に遭った(雑損控除)
◆災害の対象となった資産、入金された保険金等、修繕のために必要な費用等
マイホームの取得や改修工事(いわゆる住宅ローン控除)
◆令和4年中にマイホームを取得した場合等
…銀行等の「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」、土地・家屋の売買契約書、請負契約書の写し、登記事項証明書、など
◆令和4年より前にマイホーム等を取得し確定申告して令和3年でも控除が受けられる場合
…「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」と、(あれば)税務署から送付される「年末調整のための住宅借入金等特別控除証明書」
2 改正点
令和4年分は令和3年度からの大きな改正はありません。
3 確定申告期限
☑ 令和4年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告受付期間
→令和5年2月16日(木)~令和5年3月15日(水)
(還付申告はそれ以前でも申告可能)
☑ 令和4年分の贈与税の申告・納税期間
→令和5年2月1日(水)~令和5年3月15日(水)
☑ 個人事業主の令和4年分消費税確定申告の申告・納付期限
→令和5年3月31日(金)
4 スマホで確定申告!
スマホ申告の対象範囲が拡大しました。
源泉徴収票をスマホで撮影→自動入力したり、スマホでマイナンバーカードを読み取ることができます。スマホ申告はID・パスワード方式かマイナンバーカード方式かによって事前準備が異なります。
これを機にスマホ申告をはじめませんか?
◆ID・パスワード方式
税務署の職員と対面による本人確認を行って発行された「ID・パスワード方式の届出完了通知」が必要です。税務署が混み合う前に手続きにいきましょう。
◆マイナンバーカード方式
マイナンバーカードとマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンまたはICカードリーダーライタを利用します。マイナンバーカードを取得した際に市区町村の窓口等で設定したパスワードが必要です。マイナンバーカード取得の手続きはお早めに。
参照
参照・出典:国税庁 令和4年分確定申告特集(準備編)(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/r04junbi/index.htm)
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