医療レポート

【医科】リフィル処方箋の導入とクリニックに与える影響

2022年度診療報酬改定で、「リフィル処方箋」の導入が決まりました(運用実施2022年4月)。
導入により、リフィル処方箋で定められた一定期間内、回数内であれば、同じ処方箋で医師の診療無で繰り返し薬を処方する事が可能になります総使用回数の上限は3回までとし、1回当たりの投薬期間及び総投薬期間については、医師が患者の病状等を踏まえ、個別に医学的に適切と判断した期間となります。

導入の狙いは、安定した慢性疾患を有する方に多い「薬をもらう為だけの受診」を抑制することによる、「患者の通院負担・窓口負担の減少」と「約100億円の医療費の抑制」と考えられます。

対象疾患は決定・公表されていませんが、患者の受診回数減少による医業収入の減少が予測されます。慢性疾患が対象となると、生活習慣病の多い内科に大きな影響があり、季節性・通年性の慢性疾患がある耳鼻咽喉科、アトピー性皮膚炎やニキビの診療にあたる皮膚科等にも影響がある事が予測されます。

厚生労働省HP掲載の処方箋の反復利用に対する患者意向アンケートでは、リフィル処方箋を利用したいと思う・やや思うが54.9%となっており過半数を超えています。今後は、リフィル処方箋の需要が高くなる事が予測されますので、導入の検討と導入しない場合の患者説明対応が必要となるでしょう。

出典:厚生労働省 個別事項(その8)医薬品の適切な使用の推進について
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000863579.pdf

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