医療経営支援

病院の業務改善あれこれ

今回オンラインセミナーで病院(100床未満)の経営改善事例を受講しました。内容は定番の収益増加コスト削減でしたが、コスト削減で印象深かったのが給食・清掃部門の内製化とグループウェアソフトを活用した情報の共有化マネジメント部門の独立と組織化の推進でした。

①給食・清掃部門の内製化

給食や清掃業務は、かなり前から外部委託化が進んできましたが、今回のケースは逆に院内に戻して利益を確保する取り組みです。スタッフ雇用の難しさや安全性、サービスの多様化などから委託した方が良いとの理由でしたが、漫然と委託するのではなく部門や業務利益がどのようになっているのか?定期的に見直しを行うことで業務改善を行った事例です。ある程度の規模が必要かもしれませんが、有益な取り組みと感じました。

②グループウェアソフトを活用した情報の共有

グループウェアはslackという情報共有アプリを活用した取組でした。スタッフが何十人といる院内では様々な情報を共有することが難しく、中小病院ではコストを十分にかける事も出来ません。このslackは無料で使える機能が多く、何時でも何処でも情報共有ツールとして活用している事例でした。(弊社近代経営ではLINEWORKSを活用し、情報共有とコミュニケーションに活用しています。)

③マネジメント部門の独立と組織化

マネジメント部門の独立化は今後の経営発展に欠かせない取り組みです。これまでは医師や看護師などの現場スタッフで対応出来たかもしれませんが、優秀なマネジメントスタッフを配置し診察部門と独立対等化させて様々な経営判断材料を管理し、良質な経営判断に役立てる。皆様の医療機関ではそのような部署が機能しているでしょうか?
今後の参考にして下さい。

医療経営支援チーム

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