医療経営支援

4つ目のリスク対策はお済でしょうか?

 事業には4つのリスクが有ると言われています。1.死亡リスク、2.火災災害リスク、3.医療事故リスク、4.就労不能リスクになりますが、1は生命保険、2は火災保険、3は医師賠償保険で準備するのが一般的です。

 一方、4の就労不能リスクは休業補償保険が該当します。しかしながらまだ認知度が低く、十分な備えを行っている医療機関は少ないのが現状です。もし先生が事故や病気で診療を休まなければならない場合、月々の固定経費の備えは十分でしょうか? コロナ休診は1週間程度で済んだでしょうが、交通事故や手術を伴う療養は数ヶ月に及ぶ場合があります。十分な資金が有るから大丈夫かもしれませんが、これまで蓄財した資産が目減りする事になりますので、最低限の必要固定経費3ヶ月分くらいは休業補償の備えが必要ではないかと思います。

 最近3年間の補償請求事由で最も多いのは、コロナを除けば悪性腫瘍とケガです。先日、追突事故に遭い暫く診療が出来なくなった事例が有りましたが、残念ながら休業保障保険に加入していませんでした。毎月の給与、家賃、リース、返済などの不安が軽減されればかなりの安心が得られることでしょう。

 休業補償保険は個人で加入する保険医協会、法人でも加入できる共済制度などが有り、免責期間や補償上限額、掛け金も其々です。法人加入は損金で落とせますし、掛け金も年齢にもよりますが月額200万の補償で月47,000円程度です。ぜひ第4のリスク対策として休業補償保険の検討をお勧めします。

日本医業経営コンサルタント協会
認定コンサルタント
岩本宗智

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