医療経営支援

【医療】令和3年分の確定申告を終えて(医師・薬剤師・法人役員編)

弊社においては皆さまの令和3年分確定申告を3月15日迄におおむね終えることができました。
今回の確定申告において皆さまがどのような所得・税額控除につながる支出等を行っていたかについて、今後の改正点と一緒にまとめてみました。

■iDeCo(イデコ)➡個人事業主 年額81.6万円/法人役員・医師・薬剤師 年額27.6万円

 ➡令和4年5月より加入上限が現行の60歳未満から65歳未満まで拡大!

■小規模企業共済

 ➡小規模企業経営者の退職金・老後生活資金の積立 年額84万円

■ふるさと納税

 ➡もはや定番です。被災地支援の寄付も見受けられました。
 ➡令和4年から、寄付金受領証明書がまとめて1つにできる新サービススタート!

■上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除

 ➡『特定口座だから』、『損失がでているから』申告不要とお考えの方が依然多いですが、昨今の地政学リスクにより投資商品の損失がでた場合などは申告することで還付される場合もあります!

■暦年贈与

 ➡基礎控除110万円を利用しての現金・出資金等の贈与による相続税対策。詳しくは“こちら”の記事から。
 ➡暦年贈与が廃止になる『相続と贈与税の一体化』は先延ばしになり今回の改正には至らず。令和4年4月から成人年齢引下により特例贈与対象の年齢要件も18歳以上からに改正になります。今月から子、孫への贈与より対象。(贈与年の1月1日時点で18歳以上)。

以上、令和3年分の確定申告において皆さまの申告が多かった項目についてまとめました。
令和4年より始まる新しい改正等も踏まえ、今後の資産形成も含めた税務相談等がございましたら担当者まで是非ご相談ください。

医療経営支援チーム 岩岡 修一郎AFP(日本FP協会認定)

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