医療経営支援

【調剤薬局】今後の薬剤師の需給推計

厚生労働省は「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」を開き、2045年までの薬剤師の需給推計に関する調査結果を公表しています。それによると、在宅医療や対人業務、病棟薬剤業務などの充実によって薬剤師需要が増えると仮定したとしても、薬剤師供給数が上回ることが予想され、45年には最大で12万6000人、少なく見積もっても2万4000人が供給過剰になる可能性が示されています。調剤をこなせるだけの薬剤師が簡単に就職・転職できる時代は終わりつつあるのです。

<図:厚生労働省の『薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会 とりまとめ(提言概要)』より>

薬機法の改正に伴い、令和3年8月1日より「薬局認定制度」が始まりました。この改正により、下記のような薬剤師
が求められるようになってくると考えられます。
◆在宅に積極的に取り組める薬剤師
◆医療関係職種と連携が取れる薬剤師
◆がん等の専門性を有する薬剤師
このような「求められるスキル」を身に付けていち早く薬剤師過剰供給時代に対応できるように、今のうちから準備をしましょう。

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